まずは読解力が重要
コンピューターは複雑な計算も瞬時に解答できる処理能力を持っています。
そのためコンピューターを動かすソフトウェアを開発するプログラマーも、高度な数学の知識を持っていると考えられがちです。
しかし実際には、数式の詳しい知識を持たなくとも開発の仕事を十分に果たしているエンジニアは多いです。
実際に計算を行うのはコンピューターであるため、プログラミング技術者はたとえ数学が苦手であってもコンピューターに計算を行わせることができます。
むしろプログラマーにとって必要なスキルは、数学よりも読解力です。
コンピューターを動作させるプログラム言語も言葉の一種であり、ある程度人間が使う自然言語に似た部分を持ちます。
プログラミング技術者は仕事のため、自身が過去に書いたプログラムやあるいは他人のエンジニアが書いたプログラムを頻繁に読む事が多いです。
その際に、どれだけプログラムコードの内容を正確に素早く読み取る事ができるかが仕事の効率に関わります。
また読解力に優れたエンジニアは、プログラムのコードを書く際にも読みやすさに配慮できます。
たとえ高度な処理を行う事ができるプログラムでも、読みにくいコードでは再利用性が低く価値が下がります。
バグを探す際にも、コードの読みやすさが開発の成否を左右する事が多いです。
プログラマーに必要なスキルを磨くには、できるだけ多くのコードを読む方法が役立ちます。
またコードを書く際にも、分かりやすくコメントを書き残すなど配慮が大切です。